マインクラフトで英語!

聞いてしゃべれて読めて書ける、最もシンプルな方法と本質論。

B.Q.R. J-110 '80 東大(出典不明)

  前回の記事の続きなんだけど、「反復によらないインプット」っていうことの肝心な点は、それが意図的であるか意図的でないかっていう所にある。

  例えば、受験英語的英語学習っていうのは、反復学習をその前提としていて、学習者はその反復を「計画的に意図」しているわけだけど、反復によらないインプットっていうのは、それが「意図的、計画的ではない」って所にその特徴がある。

  ただ、「反復によらない」とは言っても、例えば「結果としてそれを反復していた」っていうようなことはあり得る。だから厳密に言えば、結果としては反復してるんだけど、学習者がそれを「自覚的には行っていない」っていう意味で「反復によらない」っていうことになると思う。

  ところで、前々回の記事で引用した東大の英文にある "learning" っていう言葉は、Krashenが使用している "LEARNING" とはおそらくちょっとニュアンスが違ってて、Krashenの定義に沿って言えば、東大の方の "learning" はKrashenの言う所の "ACQUISITION" に当たると言っていいと思う。

  Krashenは、学校なんかで経験する意図的、計画的な学習プロセスを "LANGUAGE LEARNING" って言っていて、逆に(母語獲得時のような)無意識のうちに習得がなされるプロセスを "LANGUAGE ACQUISITION"  って呼んでこの2つを明確に区別している。そして、母語に限らず僕らが何か言葉をなめらかにしゃべるとき、それはどこからやって来るかっていうと、 "LANGUAGE ACQUISITION" の方からであって、 "LANGUAGE LEARNING" の方ではないって言っている。

When you come out with a sentence easily, it comes from what you have acquired, not what you have learned.

 

  これは僕個人の感覚とも非常によく合致する。

  例えば以前僕は過去記事で、こんなふうに書いていた。

  "覚えようと思って覚えたものは、なんかいつまでたっても「思い出そう」っていうプロセスが入ってしまう。それに対して、勝手に覚えてしまったものにはそれがない" B.Q.R. J-35

  あるいは ......

  "speakingで重要なことは「覚えようとしないこと」。結果的に覚えてしまったのならいいんだけど、例えば文を暗記して、それをしゃべる、ってことをしててもしゃべれるようにならない" B.Q.R. J-40

  他にも自分の記事を「暗記」やら「記憶」やらって入力して検索すると、こういったことに関連する記事がいくつも出てきて、色々見ていると、自分がこのブログを書きながら、常にこのKrashenの言う "LANGUAGE ACQUISITION" と "LAMGUAGE LEARNING" の仮説に突き当たっていたんだっていうことが改めて分かった。

  このKrashenの動画で最も興味深かったのが実はこの先の話だったんだけど ...... (B.Q.R. J-111へ続く)

 

東大の英語25ヵ年 (難関校過去問シリーズ)

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