マインクラフトで英語!

聞いてしゃべれて読めて書ける、最もシンプルな方法と本質論。

B.Q.R. J-104 『7カ国語をモノにした人の勉強法』

  前回の記事の続きなんだけど、でもそうなると、じゃあ一体その「音を聞けば意味がわかる」ようになるためには、具体的にどんなことをすればいいのか? 

  以前にも人工知能について触れた記事をいくつか書いたんだけど、AIの技術ってこの先ますます語学学習に貢献していくだろうし、その進歩に応じて利用の幅も広がっていくから、例えば英単語学習にあたって、母語習得時の環境に近い状況なんてのも確保できるようになったりして、これまでにない新しい学習法が次々と登場していくだろうっていうのは容易に想像できると思う(例えば今僕は、未来の英単語学習 with Read Aloud & Google Images - マインクラフトで英語!で紹介したような方法で語彙力の増強を試みていて、これなんかは高校生に勧められる新しい学習法の1つなんじゃないかと思っている)。

  でもそういう具体的なやり方自体は、学習のコア、つまり「音を聞けば意味がわかる」って所さえ押さえられていれば、実際の所どんなやり方でもいいと思うし、むしろこれだけ新しいツールが次々と出てきている今時分、なにか一つのやり方に拘泥するのはあまりうまくない。

  だから、そのコアに当たる部分が、納得のいく形で理解されて腑に落ちてさえいれば、あとは自分なりにどんどんやり方を工夫しながら学習していけばいいと思ってるんだけど、ただ僕が個人的に、とりわけ「文字」が意味表象の主体になっちゃってる高校生に対して「ここから入った方がいい」と思うことがある。それって何かっていうと、英米もしくは豪系の音を使った「発音練習」っていうか「音の真似」だ。

  これはまあ当たりあえと言えば当たり前なんだけど、「音の感触」を「意味」として捉えられるようになるには、まず「音」を獲得しないと何も始まらない。そして、「音」は「音」でも、実際に広く流通している一般的な「音」でないと、「音の感触」を「意味」として感じ取れるようになるのは(不可能ではないにしても)なかなか難しい。って言うのも結局の所、「音= 意味」を獲得するには、それを蓄積し、研磨し、洗練化する過程で、できるだけ多くの「音=意味」に触れる必要があるわけだけど、そのためにはやっぱり英米豪系の「一般的な音」が質量ともに最も充実しているからだ。

  英単語学習の具体的なアドバイスとして、「音の真似から」っていうのは、受験英語的対訳暗記の視点から見ればおそらく「?」ってことになるかもしれないんだけど、より本質的な英語学習、つまり「語学の習得」だとか「4技能の習得」だとか、ようは「文字」じゃなくて「音」をその意味表象の主体とした英語学習っていう観点からすれば、その屋台骨となる「音=意味」獲得に当たってこの「真似するプロセス」って、むしろ必要不可欠な学習過程となるに違いない。(続く) 

 

7カ国語をモノにした人の勉強法 (祥伝社新書331)

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