マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

B.Q.R. J-87 『一生モノの英語勉強法』

実は、音読は、文法や読解、英作文などより、遥かに効果の実感し安い訓練法なのです。(『一生モノの英語勉強法』鎌田浩毅 吉田明宏 著 ーp.45)

 

  これは確かにその通りで、例えばコロケーションの記憶や想起、イントネーションによる意味内容の鮮明化、あるいは英語教育でよく言われる「気づき」の誘発等々、まあその効果を色々実感しやすい学習形態ではあると思う。ただ、じゃあ何か適当なテキストを入手して、それをひたすら音読すればいいかっていうと、むしろそれだと逆効果になる可能性が高い。

   B.Q.R. J-85 『ローマ字で読むな!』でも書いたんだけど、日本の英語教育ってローマ字教育が先行しちゃってるおかげで、その教育を受けてきたほとんどの人は、音読をする時「音=意味」をベースにした読み方じゃなくて、「文字」から "音" を(ローマ字読みの "音" を)引き出す感じの読み方になってると思う。これだと、読めば読むほどそのローマ字読みの "音" が頭の中にインプットされる状態になってあまりよくない。

  人は普通、自分の頭の中にインプットされた音声を拠り所にして言語を聞き取ってるってことを考えると、こういう状態の音読って、例えばリスニングにはむしろ害だ。

  それから、「文字」から引き出したそのローマ字読みの "音" には、"音" そのものに「意味」が伴ってないことが多い(仮に伴ってることがあったとしても、それは「文字」のサポートを受けた日本語訳としての "意味" だと思う)。だから、この音読だと、例えば瞬発力を要するスピーキングへの波及的な学習効果も期待できない。

  音読っていう学習形態がその効果を発揮するにはひとつ条件があって、それは、その音読が「文字から音を引き出す」んじゃなく、英語の音の再音声化になってるか(つまり、聞いた音の真似で読めてるか)ってところにあると思う。

  その「再音声化」を実現するには、再現可能な音をある程度ストックしておく必要があると思うんだけど、それには、例えばシャドーイングだとかリピーティングによるテキスト音声の徹底的なコピーが割と手っ取り早いし、いい方法だと思う(シャドーイングって本来は、同時通訳をする人のいわば脳トレらしいけどね)。

  僕はマインクラフトのゲーム実況でスピーキングの練習を始めた頃から、できるだけ文字を避けた英語学習を心がけてきたんだけど、一部のテキストに関してはスクリプトを使用した音読をずっと継続している。そのテキストっていうのが、以前なかなか英語をしゃべれずもがいてた時に、ちょっと試しにやってみてたシャドーイングで使ってたもので、その時僕は、その音声CDの発音・アクセント・リズム・イントネーションをほぼ完全にコピーしてしまった(やり方はまた別の記事で書こうと思う)。

  僕はマインクラフトの実況を録画する前に、5分から10分ほど、このほぼ完コピしたテキストを音読してるんだけど、例えばこの場合の音読は、頭を英語モードに切り替えるのにかなり重宝してて、その効果の一端を充分実感できている。

 

一生モノの英語勉強法――「理系的」学習システムのすすめ(祥伝社新書312)

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