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マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

B.Q.R. J-84 『ローマ字で読むな!』

学校で受けてきた英語教育のおかげで、私たちは英単語を見ると直感的に日本語訳が思い浮かびます。しかしここでは、英語を英語のまま理解するための英語アタマを作る作業をしているわけですから、英文を読んで日本語訳が浮かんだら、それを打ち消して下さい。まずはルールその1。日本語に訳さないことを心がけましょう。(『ローマ字で読むな!』船津洋 著  ーp.140)

  

  "日本語に訳さないことを心がけましょう" っていうようなこと、もしくはそれに近いことを言ってる著書っていっぱいある。

   例えばこのブログで採り上げたもので言えば、この『ローマ字で読むな!』の他に『国際ジャーナリストの英語術 (朝日新書)』とか『一流のエリートが通う「英語脳力」養成講座』とかがそうで、まだこのブログで触れてないものだと、『最強の英語上達法 (PHP新書)』とか『英語を学ぶのは40歳からがいい (幻冬舎新書)』とか『英語を35歳から必ずモノにする法』とか『落ちこぼれのための英語術』とか『TOEICテスト600点突破までの正しい学習法』とかってあって、まあとにかくたくさんある。

  一方で、それとは逆に「文法を重視した訳読式英語教育」を推す著書もまた結構ある。例えば『英語化は愚民化 日本の国力が地に落ちる (集英社新書)』とか『英語の害毒 (新潮新書)』とか『「英語が使える日本人」は育つのか?―小学校英語から大学英語までを検証する (岩波ブックレット)』とか『英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし (一般書)』とか、あるいは(一見そうは見えない所があるとはいえ)『国際共通語としての英語 (講談社現代新書)』なんかも、こっち側って言っていいと思う。

  ところで僕は、かつてコテコテの訳読式受験英語を教えてたことがあるんだけど、そこで得てきたノウハウやら膨大な量のデータやら作成した大量の教材その他もろもろの物をもうだいぶ前に(ある意味)全部捨ててしまった。

  本当の所を言うと、それって10年以上に渡って必死になって積み上げてきたものだから、その経験を糧にしてもっといいものをさらに追求して行きたかったし、しかもそれが可能だったんだけど、その方向には進まなかった。

  それにはいくつか理由があったんだけど、その根底にある契機としては「本質的な英語力を身につけるため」っていう点でどれも共通している。つまり、なんだかんだと考えるうちに「訳読式」のやり方だと、いろんな点で英語力の向上としては限界が見えてきちゃってダメだったんだよね。一方で、訳読式ではない、音をベースにしたやり方には、その限界を超える(しかも容易に飛び超える)大きな可能性を見出すことができた。

  で、もうそう思ったらおしまいで、その可能性に目をつぶって進むことなんてできない。っていうのも、まずそんなふうにして進んだってちっとも面白くないし、それにそうやって進んでも、それって結局は、自分自身への「疑心」みたいなのにつながって、教えることの土台になってる自信の喪失と生徒からの不信を招くことになるからね。

  どんなに積み重ねたものであっても、その量自体は自信を生み出す源にはならない。そこに自発的な「確信」があってこそ自信が生まれるし、信頼を醸成する。それは長い目で見れば、納得のいく結果を生むひとつの条件にもなる。

  今でもやろうと思えば、かつてやっていたその訳読式のやり方で事を進めていくこともできるんだけど、マインクラフトっていうゲームでたくさん英語を聞いて、ゲームしながら実況してるうちにしゃべれるようになって、最近だと、前回の記事までで紹介したYouGlishっていうサイトでVOCABUILをやりながら、音をベースにした語彙力増強と、それを基盤にしたリーディングなんかが可能だってことが分かってきて、もう訳読式受験英語の方法に戻ることってまずないだろうなと思っている。それって、語学学習の方法としては、本質的じゃないのだ。

  で、これまでの所とりあえず、英語を聞けてしゃべれるようにはなった。あとはこのリスニングとスピーキングをもっと洗練化して、それらを土台としたリーディングとライティングにもう少し時間をかけるだけだ。

  まあ見通しは立ったし、ちょっと全速力で走ってみるか。

 

ローマ字で読むな! (フォレスト2545新書)

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