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マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

YouGlishでVOCABUIL!~中上級者向け英語語彙力増強法-1

  去年、B.Q.R. J-71の記事からB.Q.R. J-76の記事にかけて、受験英語的な文字主体の翻訳的英単語暗記じゃなくて、文字をできるだけ避けながら「音=意味」っていう認識のもとで、より実践的で本質的な語彙力を身に付けるための "VOCABUIL" の方法をいろいろ試行錯誤しながら探ってみた。詳しくはその過去記事に(まあ半分は自分の思考整理として)書いたのでそれを見てほしいんだけど、その記事では結局のところ以下のYouGlishっていうサイトを利用した "VOCABUIL" がよさそうだっていうところに(自分の中で)落ち着いた。

 

youglish.com

 

   で、このサイトを利用して、とりあえず3ヵ月くらい試しにその音を主軸とした "VOCABUIL" を実行してみて、結果をお正月頃にまた記事にしてみよう、っていうようなことをB.Q.R. J-76で書いたんだけど、さてそれでその "VOCABUIL" 実際どうだったのかっていうと、かなり良かった。いや、実は相当さぼってしまって、結局その過去記事でも紹介したBusiness Result Advanced Student Book Pack and DVD-ROMっていうテキストにあるほんの数百語程度しか実行できなかったんだけど、それでも(そのデメリットなんかも含めて)だいぶ収穫があったから、この記事でそれらを書きながらまた思考整理すれば、たぶんこのあと加速度的にペースを上げてそのYouGlishを利用した "VOCABUIL" を進めていけるんじゃないかと(って、なんかおんなじようなことを前にも書いた気がするけど)まあ、この年が明けて連日続いてる陽気につられて、今かなり前向きな希望的観測をいだいている。

  先に大まかな結論から言ってしまうと、一体この "VOCABUIL" の何が良かったのかと言えば、まず第一に「忘れない」っていう、ちょっとあんまり予期してなかった、でも考えてみれば当然と思えるような結果を得られた。

  詳しいやり方はこのあといろいろ書いてみようと思うんだけど、簡単に言うと、このYouGlishを使った "VOCABUIL" は、例の受験英語的英単語暗記みたいに、既に用意されている "意味" をひたすら暗記していくやり方とは違って、むしろ自分自身でその「意味」を探って身に付けるっていうのが特徴だから、なんていうか「暗記」っていうよりも「理解」っていうのに近くて、言ってみれば数学の解法でも身に付けるっていうような感じになるんだけど、だから一度身に付けた語彙は忘れようと思っても忘れられない、それくらい定着するって言っても過言じゃないような習得結果を得られる。

  それとこれは、動画を観て「意味」を身に付けるっていうやり方だから、その「意味」が主にイメージとして、何かその状況そのものが「意味」として身につくっていうような感じになって、だからたぶん動画経由っていうプロセスそれ自体がこの「忘れない」ていう結果に貢献してるんじゃないかっていう気もする(例えば、復習としてのブラッシュアップをしてると、語句の音を聞いたとたんにそのイメージみたいなもの=前言術的なものが「意味」としてパッと頭に思い浮かぶ感じになる)。

  それからもう一つこの "VOCABUIL" の良かった点を挙げると、このやり方だと語彙が「音」として定着する。しかも自然に近い「音」っていうか、普段からよく使われてる調子の「音」として定着するから、リスニング力が上がる。しかも、単純に「音」に慣れてリスニング力が上がるっていうよりも、語彙力が増した結果として上がったっていうことだからなのか、飛躍的に一段レベルアップしたっていうような感じがする(例えば、普段何気なくネットラジオのニュース番組を流してると、身に付けた語句が頻繁に登場するのがわかって、この "VOCABUIL" がリスニング力を質的に一段引き上げたなっていう感じを日々実感している)。

  これは文字主体の受験英語的翻訳型の英単語暗記ではまずあり得ない結果なんじゃないかって思うんだけど、どうだろうか。受験英語的英単語暗記をしてた頃は、あんまりリスニングそのものをやってなかったからちょっと比較するのが難しいんだけど、おそらく従来型の暗記では、身に付けた語句が意味を伴った「音」としてどんどん聞こえるようになるなんてことは起こらないんじゃないかって思う。それは、その従来型の暗記が「音」じゃなく「文字主体」の暗記だからっていうことだけじゃあなくて、それが日本語に置き換える翻訳式の暗記だから、「音」を聞いたとたんに「あっ、あの単語だ」みたいな反応が(たぶんそのなんていうか変換スピードみたいなものも邪魔して)そもそもできないんじゃないかって思うんだけど、だからおそらくこのYouGlishの "VOCABUIL" で得たようなリスニングの効果って、従来型の暗記ではちょっと得られないんじゃないかって思っている。

  それから最後にもう一つこの "VOCABUIL" で良かった点を挙げると、何といっても楽しい。あの無味乾燥な、その「暗記できました」っていう自らの能力の証明だけが「やりがい」みたいなただの暗記とは違って、いろんな動画を観ながらその語彙の「意味」を身に付けていくこのやり方は、退屈しない。なんていうか、得体のしれない缶詰を食すみたいなおバカな動画から、オバマの演説やら牧師の説教やらなんかそんなお堅い動画まで、結構多彩な動画が視聴出来て、 "VOCABUIL" をしながらいろんな情報に触れられてわりと飽きない。

  まああえて言えば、そこがデメリットと言えばデメリットかもしれない。「ふ~む、ちょっと面白そうだ」なんて思った動画をついついだらだらと観てしまって、気づいたら30分くらい観ちゃったなんてことが結構あったりする(この "VOCABUIL" は、それとはまた別の理由でちょっといろいろと時間がかかるっていうデメリットがあるんだけど、それはまた次回以降詳しく書いてみよう)。だからそうなると、なかなか思うように "VOCABUIL" が進まないってことがあったりもするんだけど、ただそうやって動画を視聴することは、結局リスニングのトレーニングにもなったりするから、まあそんなに悲観することでもないかと思って僕個人はそんなに気にせず(というか開き直って)気になった動画はどんどん観てしまって、それほどデメリットとも思っていない。

  さて、まあこんな感じに、「忘れない」「音として語彙が定着する」「リスニング力が上がる」「楽しい」「けど、つい動画をだらだら観てしまうこともある」ってところがこの今回の "VOCABUIL" で得られた結果の概要なんだけど、次回以降もう少しこの "VOCABUIL" の詳細を紹介しながら、その効果的な利用の仕方を紹介していってみることにしようかな。