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マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

B.Q.R. J-72 『村上式シンプル英語勉強法』

単語を覚えるためにすること、毎日1万語を眺める 。

村上式の単語の覚え方の極意は「ひたすら眺める」です。(『村上式シンプル英語勉強法』村上憲郎 著 ーp.3 & p.64)

 

  B.Q.R. J-71の続きなんだけど、既に書いたように今現在僕が実行してる "vocabuil" のポイントは「暗記しないこと」で、そのために「日本語訳を使わず、文字をできるだけ避けて音に意味を乗せる」ようにしている。ただ、この日本語訳を使わないっていうのは、とにかく受験英語的学習で染みついちゃった翻訳癖を抜き取るために(あるいは第2言語習得の場合はどうしても翻訳に傾きがちな頭の働きを軌道修正するために)、なんていうかある種応急処置的に行ってるってところもあって、もしこの翻訳癖っていうか日本語に置き換えてしまう癖がある程度なくなるか、もしくはそもそもそういう癖を持ってないっていう人であれば、引用したやり方くらいの母語の活用(1万語か...... どうだろう。まあ眺めるだけならなんとか...... )っていうのはあってもいいかもしれないと思ってる(ただ、僕自身はもうほとんどその翻訳癖は抜けていて、日本語訳を「眺める」くらいの活用なら問題ないかなとも思ってるんだけど、でもやっぱりまたあの日本語に置き換える癖が戻って来やしないかと思ってしまうと、「眺める」っていう程度の利用もできずかなり潔癖的に日本語訳を避けている)。

   さて、前回の投稿に引き続き今現在僕が行っている"vocabuil"の教材と方法(いや、もう方法はほとんど書いちゃったような気もするんだけど)を列挙していこう。

 

  • Kindle
Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

 

  できるだけ文字を避けるようにしてるってこともあって、このデバイスを活用する機会はまだそれほど多くはないんだけど、 kidsレベルの文章であればもうほとんど音に意味が乗ってるし、そういう文字は少なくとも音読するんであればいいかと思って最近少しずつ使い始めてる。まあこのデバイスの利用についてはhttps://www.amazon.comhttps://www.amazon.co.jpのアカウントの違いについてだとか、Kindle Unlimitedだとか、https://www.audible.comとの併用だとかいろいろ書きたいことがあるんだけど、それはまた別の記事で書くことにして、ともあれ"vocabuil"を目的として使うときに最も重宝するのが"Word Wise"機能だ。

  この"Word Wise"機能っていうのは要するに、ちょっと分からなそうな英単語にフリガナみたいな感じでその意味が簡潔に表示されてるっていう機能で、これがいい。まあ一応英単語を長押しするとKindleに入れた辞書に飛んでその意味がすぐに表示されるようにはなってるんだけど、もうすでにフリガナみたいに意味が表示されちゃってるから(消すこともできる)、一々長押しして辞書を開けることすらしなくていい、っていうところが素晴らしい。だから、kidsレベルのコンテンツを音読しながら、分からない単語(ってのが意外と出てくるんだよね。Age Range 12 ~ 17のThe Hunger Games (Hunger Games Trilogy, Book 1)なんか読んだ時は、内容は追えるんだけど発音と意味が頭に入ってない単語が結構出てきて、こりゃちょっとAge Range下げた方がいいか、って思ったくらいだ)まあそういう分からない単語が出てきたら、そのフリガナ的な意味表示をチラッと見て、「へ~」と思ってとりあえずマークだけしておいて(ってこれも便利なんだけど、Highlight機能があるから、蛍光ペンで色を付けておく的なことができる、っていうかそうやってマークした単語は勝手にFlash Cardになってて、あとでそれを使うこともできる)で、そうやってマークした単語を今度は例のジーニアスのアプリに登録して、あとは既に前回の記事でも書いたように、「画面見ないで指先だけのジーニアスな高等テクニック」でもってブラッシュアップする、てな具合に利用し始めている。

  で、そうなんだよね。このね、「ジーニアスに登録」ってところがちょっと面倒なんだよなあ。理想を言えば、Kindleの画面で単語を押すとその単語が発音される(しかもoff-lineで)、っていうところまで機能が拡張されると言うことないんだけどなあ。

 

  • メモ帳
ロディア ノートパッド No.13 クラシック 方眼罫 オレンジ

ロディア ノートパッド No.13 クラシック 方眼罫 オレンジ

 

  たぶん英語に限らず第2言語を学習している人の頭に入ってる語彙情報って(これはなんとなくの推測に過ぎないんだけど)大きく2種類ある気がして、1つは読み取り専用の語彙情報っていうんだろうか、つまり、例えば「文字を見せられる」っていうような外界からの刺激に対してのみ反応してその情報を引き出せる語彙情報(読み取り専用って確かROMだったかな? 「ROM語彙情報」とでも言っておこう)、それともう1つは、そういう「ROM語彙情報」とその逆の、なんていうか能動的語彙情報、つまり外界への刺激それ自体として発信可能な語彙情報、その両方を兼ね備えた語彙情報 (まあこれは「母語」の語彙情報って要するにそういう語彙情報だから「MOM語彙情報」とでも言っておこう)、こういう大きく2種類の語彙情報がある気がする(まあ要するにその語彙を実際に自分で使えるか使えないかってことなんだけど)。

  で、たぶん受験の延長で英単語暗記をしてる人は、ちょっと想像してみればわかるように、その暗記した単語のうち実際に使える英単語ってほとんどないんじゃないかと思うんだけど、どうだろうか。そういう実際に使えそうで実は全然使えない語彙情報を「ROM語彙情報」、そうじゃなくて自然な形で英文に組み込めて使える状態になってる語彙情報を「MOM語彙情報」って(勝手に)言ってしまうことにして、さてこの2種類の語彙情報には、もっとなんていうか質的な違いのようなものがあると思う。それは「コロケーション」って言うんだろうか、つまり語と語の自然なつながり(必ずしも慣用的っていうんじゃなくて、もっと広い意味での単に「頻度の高いつながり」とでもいうか)そういう語句どうしの連結情報の有無みたいな、そういう違いがあるんじゃないかと思う。なんていうか、そういう連結情報なしでは、結局のところ(これはいろんな意味合いがあるんだけど)文字通り言葉が続かなくてしゃべれないし書けない(そして実は読めないし聞けない)、つまり使えない。一言でいって、言語使用の基本(っていうか土台)っていうのは、そういう「数珠つなぎ」みたいなものなんであって、それが連結情報の欠如した「ROM語彙情報」によってはちょっと繰り出すのが難しいんじゃないだろうかと僕は思っている。

  一方で、「MOM語彙情報」っていうのはそういう連結情報がちゃんと備わってる語彙情報で、もし英語(に限らず第2言語)を使える言語として身につけたいのであれば、そういう「MOM語彙情報」みたいなものの習得が必須なんじゃないかと思ってるんだけど、実際の所ここ10年ほどのネット環境の変化はその習得を以前よりもはるかに効率的にしてて、例えば僕は今現在、主に前回の記事でも紹介したhttp://youglish.com/と、もう一つ「メモ帳」を使いながらこの「MOM語彙情報」の増強を図っている。

  で、それを一体どんなふうに行ってるのかっていうと、例えばこのhttp://youglish.com/の検索欄になんでもいいから単語を入力して検索してみると、その単語を含む動画が次から次へと大量に出てきて、そうやって次々と出てくる動画を観てると、実は大抵の単語にはそれと頻繁に連結する単語や語句が存在するってことに気付く。そこで面白いのが、これって別に「コロケーション」って言うほど慣用的な「連結」じゃあないんだよな、ってところなんだけど、例えば "live up to" っていう熟語を入力して検索をかけてみると、まず前方に高頻度で連結してたのが "try to" で、逆に後方に高頻度で連結してたのが "expectation" とか"high standard" だったり、あるいは "buy in" なんてのを入れてみると、前方でよく連結してたのが "get" で、後方が "from community" だったりしたんだけど、こんなのってまあたぶん普通「コロケーション」ていう言葉を使って説明されるものとはちょっと違ってて、なんていうか「連語法」って呼ばれるほど規則性みたいなものはないんだけど、でも頻度が高い連結情報として認識できるのだ。

  え~っと、なんかやっぱり長くなってきちゃったな。まあ要するに、こういう「コロケーション」っていうほどじゃあないんだけど、頻度の高い連結情報をセットにした「MOM語彙情報」としての語彙の習得が以前に比べるとはるかに容易になっていて、そういう語彙を身につけていくことで、ある種「数珠つなぎ」的に言葉が口から出てくるような効果を狙った(既に書いたけどこれにはもっといろんな意味合いがあると思う)"vocabuil" を今現在僕は行っている。

  で、その際に使用してるのがこの「メモ帳」なんだけど、ちょっと詳細はまた別の機会に譲るとして、ここでは簡単にその使用プロセスのみを書いてみると、①上記のような連結情報を伴った語彙を使って自分で文を作りそれをまずはしゃべってみる ②連結情報をともなった語彙群をメモしておく ③たまにそのメモ帳を見て、その語彙群からまた文を作ってしゃべってみる、こんな感じだ。今のところ、このプロセスで身につけた語彙は、例の「暗記」で身につけた語彙とは全くの別物という感じがしてて、例えば日本語訳で暗記した英単語と違って「意味を思い出す」っていう意識はほぼないし、だから「忘れる」っていうことがまずない(これはもう少しこのやり方を長期間試してみないと断言できないんだけど、今のところはそういう感じがしている)。

  ちなみに「なんでこのメモ帳なのか?」っていうと(これが何より重要で)、量販店で足を棒にして色々見てまわって、メモ帳って意外なほどそのサイズや形態が多様で面白かったんだけど、中でもこのロディアノートパッドのNo. 13は、縦開きのリングノートで(横開きだとリングが手にあたる)、大きすぎず携帯性があって、と言って書きづらいっていうほど小さくなく程よいサイズで、背面に分厚くて硬いボール紙のようなものがあるからそれが下敷き代わりになって書きやすい。そしてなにより、ネットツールからオーディオデバイス、コンテンツからなにからなにまで、英語学習のツールの大半がアメリカ生まれという中にあって、唯一このアナログツールがMade in Franceって、なんか洒落てるじゃないか!

   ってことで、今のところこれを気に入って使っている。もっとも、このメモ帳も何か電子デバイスのようなものにした方がいろいろ汎用性があっていいのかもしれない、なんてことを言ってると、Dellあたりのモバイル・タブレットとかに手を出しちゃいそうだから、まあしばらくはこれを使っていくことにしよう。(B.Q.R. J-73へ続く)

 

村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける

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