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B.Q.R. J-71 『日本でいちばん親切な英語学習法』

たしかに、たくさんの英単語を覚えるに越したことはありませんが、単語を「暗記して」覚えることには賛成できません。(『日本でいちばん親切な英語学習法』アリスン・デバイン 著 ーp.141)

 

  今回の記事は僕自身が以前行っていた"英単語暗記"と、今現在行っている"vocabuil"の教材と方法を紹介しようと思うんだけど、はっきりいってこのやり方がいいとか悪いとかっていう客観的な判断材料になるものを今のところ僕は持ってないので(というより最近になってようやくやり方が固まってきて僕自身が語彙力増強をやり始めたばかりなので)、まあとりあえず参考までにということで書いてみよう。ちなみに、"英単語暗記"と"vocabuil"とあえて異なる書き方をするのには理由があって、その語彙力をつける方法に本質的な違いがあるからなんだけど、それを一言でいうと「暗記しない」っていうことだ。そしてそのために必要になってくることが2つあって、1つは「日本語訳を使わない」こと(考えてみれば、そもそも日本語訳を使うから歴史の年号暗記的暗記になっちゃうんだよね)、もう1つは「文字ではなく音を使う」っていうこと(以前から書いてるんだけど、とにかく文字じゃなく音に意味を乗せるため)なんだけど、まあとりあえずは、以前使ってた教材・方法と今現在使ってる教材・方法を早速列挙しちゃおう(以前使用してたものは具体的な教材を列挙しても意味がないと思うから、一般化してしまう)。

 

<以前使ってた教材と方法 >

  • 英単語とそれに対応する日本語訳が載っている教材(アプリも含む)
  • 英語の文章と日本語訳が載っている教材
  • 表に英語、裏に日本語を書いた単語カードを作る
  • 英単語に対応する日本語訳を丸暗記する
  • 英単語を見て日本語訳を答えるテストをする

   ざっとこんなところで、これらの教材と方法は今いっさい使ってない(いや、「英語の文章と日本語訳が載っている教材」はわけあって発音練習にたま~に使うことがあるんだけど、使ってるのは英文だけで、他の日本語訳や単語リストなどは一切使ってない)。で、今現在使ってるのが......

 

<現在使ってる教材と方法>

  • Youglish

youglish.com

まずこれなんだけど、このサイトははっきり言って驚いた。何がすごいって、英単語を入れると、その単語を含むYouTubeの動画が効率よく大量に観れるのだ。百聞は一見に如かず。まあとりあえず行って、使ってみればわかる。スクリプトが画面の中じゃなくて外に大きく表示されるし(僕はスクリプトはほとんど使ってないんだけど)、そのスクリプトの英単語をクリックすると辞書が出てくるし、Ctrl+→でどんどん次の動画に移れるし。で、どんなふうに使ってるのかもう少し詳しく書きたいところなんだけど、それはまた別の記事で書くことにしよう。ただ1つだけ書いておくと、これは、既にある程度知ってる英単語よりも、全く何も知らない英単語や表現を入れてどんどん動画を見てその意味を体得していくっていう利用の仕方がいい。ただ残念なことに、今のところ動画のレベルは中上級者向けなんだよね。英語学習入門者には(今のところは)ちょっと厳しいかもしれない。

 

  • ジーニアス英和辞典のアプリ

www.est.co.jp

僕は基本的に英和辞典は使わないようにしてるんだけど、このアプリのしおり機能と音声機能は便利なので使ってる。すでに書いたように、今現在僕が行ってる"vocabuil"は、できるだけ文字を避けて音に意味を乗せるようにする、っていうのが要諦なんだけど、文字を使わずに身につけたい英単語をどうやって確認していくのかっていうと、まずこのアプリの「しおり」にどんどん英単語を登録していって、それでその登録した英単語を今度は画面を見ずに指だけの操作でその発音を再生して(それがたまたまこのアプリだと可能なんだけど)、それで次から次へとその音を聞いていくっていう感じでまあちょっと使い方にコツがいると言えばいる(というか僕の使用目的の場合だとやや使いにくい)。基本的に画面を見ずに指一本でページをめくってポンとタッチして音を出して、ページをめくって次の単語に移ってポンとタッチして音を出して、っていう感じにどんどんページ(っていうのかな?)をめくって単語の音を出して、発音された瞬間にその意味内容っていうかイメージのようなものを思い浮かべて(日本語訳じゃなくてね)、そうやって次から次に英単語の音を中心に確認していく感じなんだけど、文字を避けるために画面を見ないでこれをやるから少し慣れが必要なのだ。まあ、これは絶対にもっと便利なデバイスが作れるはずだし、ひょっとするとそういう使い方が楽にできるものが既にあるのかもしれないんだけど(下に紹介した"Business Result"なんかは、このやり方を実行するのにはかなりいい線行ってる)、ともあれ、英単語の文字を見てその意味を日本語で確認するんじゃなくて、音を聞いてその意味を思い浮かべるっていう感じに利用して、身につけたい単語に慣れるというか、ブラッシュアップするというか、そういう目的でこれを使ってる(ちなみに携帯アプリじゃなくて電子辞書デバイスだとこの目的で使うのはたぶんその操作性からして無理だと思う)。たぶんこういう音を中心にした英単語のブラッシュアップみたいなことをやったことない人は、普段いかに文字に意味を乗せていて、どれだけ音に意味が乗ってないかってことがこれをやるとよくわかるんじゃないだろうか。おそらく「こんな基本的な単語も音と意味が頭に入ってないんだ」ってことが実感できて、人によってはある意味ちょっとショックだったりするかもしれない。ちょうどリスニングの学習時に「おいおい、こんなのも聞き取れてないのかよ......」っていう経験をするのと似てるかな。

 

  • 英英辞典
Collins Cobuild Advanced Dictionary of English, 7th Edition

Collins Cobuild Advanced Dictionary of English, 7th Edition

 

今のところ音に意味を乗せるときに一番使ってるのが英英辞典で、そのなかでも多用してるのが、説明の仕方が単なる言い換えじゃなくて、その単語を含む文を使って意味を説明する、っていうのが特徴的な"Collins Cobuild"(のアプリ。これは紙の媒体の辞書を買うと無料でダウンロードできるっていうやつ)なんだけど、 正直なところ下でも紹介するKindleの"Word Wise"機能なんかも使ってると、別に"Oxford"だとか"Longman"でもいいかもしれないなと最近は思ってる。ちなみに英英辞典は上級者向けと思う人もいるかもしれないんだけど、そんなことはない。たしかに、例えば"広辞苑"にあたるようなネイティブ向けの辞書みたいのだとさすがに上級者向けなんだろうけど、この貼りつけた辞書のような「学習者向け」の辞書は、説明文の語彙がかなり限定されてて、たぶん中学生でも使えるんじゃないかってくらいに平易なのだ。ただ、"Collins Cobuild"にせよ"Oxford"にせよ"Longman"にせよ何にせよ、とにかくこれ(当たり前なんだけど)「文字」なんだよね。本当は、単語を入力するかあるいは自分で知りたい単語を発音すると、その英単語の発音とその英語の説明が(あの例の無機質な機械音じゃなくて録音された肉声の)音で流れてくる、っていうのが理想なんだけどなあ。まあ、いずれ近いうちそんな辞書も登場するに違いない(いや、下で書くけど、もうそんなのもどうやら出てきているらしい)。

 

  • Business Result
Business Result Advanced Student Book Pack and DVD-ROM

Business Result Advanced Student Book Pack and DVD-ROM

 

 おしい。ほんとにおしい教材だ。和書の英語教材はとにかく日本語が載ってる分半分以上お金の無駄になっちゃうからと思って、まず洋書の英語教材しか買わないんだけど、語彙力増強のために、英文と音声が付いてる教材をあたっていて、たまたまちょっと気になって買ってみて「ああ、すごくいいんだけど、おしいなあ」と思った教材だ。何かというと、(まあいろいろvideoとかonlineコンテンツとかE-mailの書き方とかなんやかんやと至れり尽くせりだし、内容的にも結構実地的っていうか実際の仕事場ですぐに役に立ちそうな構成内容になってて、英語必須のビジネス・パーソンは結構重宝するんじゃないかと思うんだけど)、これに付属しているCD-ROMをPCで起動させると、その中に"Glossary"っていう語彙を身につけるためのセクションがあって(残念ながら量は少ない)、それを開くと左から順に英単語フレーズ、Definition、IPA、メモ欄、例文ってなってて、それが単語ごとにリスト形式で縦にズラッと並んでるんだけど、何がいいかっていうと、この縦に並んだ英単語フレーズの単語ごとに発音再生のボタンが付いてて、それをクリックすると、既に書いたジーニアスのような録音された肉声が流れるようになっている、とここまではなんてことないんだけど、「これはいい」と思ったのが、一番上についている"HIDE"っていうボタンをクリックすると、この英単語フレーズの文字が全て隠れるようになってるのだ。つまり、音声だけを次々と(画面見ないで指先だけのジーニアスな高等テクニック? みたいなの抜きで)確認できるようになっている。「ああ、いい! これだよこれ!」と思ったんだけど、おしかったのが、Definitionと例文に音声が付いてないんだよね。いや、もちろん、この英単語フレーズを含む文章っていうか会話文(しかもかなりナチュラルな会話文)の音声は(まあ当然ながら)付いてるんだけど、ああなんでだろう、このDefinitionと例文に、英単語と同様個別にクリックボタンが付いてて、それを押せばその読み上げが再生されるっていうふうにはなってないのだ。ああおしい! Definitionと例文も、単語と同様"HIDE"ボタンで隠れるようになってる分(文字をできるだけ避けたい派としては)なおさら「おしい!」。まあでも、これもいずれ、そういうことができる教材が出てくるに違いない、っていうか(ちょっと話が逸れるけど)そういう教材をこそ今の若い人たちの英語の教科書にすればいいと思うんだよね。以前の記事にも書いたんだけど、あんな前時代的なドリル?を無料配布した(のかなんなのかよくわかんないけど)、あんなのほとんど罪深いと言っても過言じゃないですよ、大修館書店さん。少しはこのOxford University Pressを見習うべし、っていうかOxford University Pressって、中学・高校の教科書作ってる...... わけないか。でも、Oxford University Pressみたいな海外の出版社はいま好機だよね。なんていうか、国内の教科書出版会社と学校の悪しき慣習みたいなの(があればそれ)をもっと崩して、その隙間に入り込むくらいの力は、Oxford University Pressに限らず他の海外出版社にも、そのコンテンツを作成するある種の優位性を鑑みれば十二分にあると思う。

(B.Q.R. J-72へ続く)

 

日本でいちばん親切な英語学習法 Ways of Learning English Effectively in Japan (ペーパーバックス)

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