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マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

A.Q.R. J-1 『昼下がりの探検』他

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 Kanae Takaoka F25「昼下がりの探検」一部

 

  高岡香苗(1969 ~)千葉県船橋市生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。卒業制作<サロン・ド・プランタン賞>、同大学院修士課程修了。修了制作<デザイン賞>。

  何か画材を(ってまあ絵はとにかく何も知らないんで、まあ画材を)厚く塗って、大きくぼてっとした描き方をする人なんだけど、それが日常のごく何気ない一コマに現れると、それが"ぼてっ"というんじゃなく、凝縮された濃密な時間のようなものを感じさせてみえてくるんだけど、例えばこの三毛猫はそんな感じの描き方はされてなくて、平面的で(猫だけに)軽快な感じがして、ただその上に見えてる金色の花が厚く塗られてて、花びらなんだけど軽くないっていうか、今にもスッと動きそうな猫のような軽快さはこの花びらにはないんだけど、猫はその厚く塗られて、まあちょっとした風程度にはそよぎそうにないような饒多な花をある種隠れ蓑にしているようにみえる。花瓶に藍色で描かれてる鳥はおそらく火の鳥=不死鳥で、なんていうかその尾の広がりが朱を背景にそのまま金色の花となって広がって、この濃密な日常の時間を生み出していたのが永遠の時を生きると言われるのこの伝説の鳥であるんだなあ、なんて思って、この日常の時間の再生と永遠とを静かに願う感じがその藍色に現れてるんじゃないだろうか。

  不死鳥フェニックスの原型は、古代エジプトの神話に登場するベンヌっていう鳥で、この鳥は太陽神ラーに従事していたというけど、猫は猫でまた古代エジプトで神聖視されていた。夜になると太陽神は猫の目を通して下界を覗いてたっていうから、この三毛君にもなにやらただならぬ気配が...... するような、しないような...... 。

  好きなタイプの絵ではないんだけど、なんかいい絵が多かったな。