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マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

B.Q.R. J-63 『本当の英語力をつける本』

日本で、とくに大学の先生などで英語の読み書きは良くできるけれども、話したり聞いたりができない人はたくさんいる。(『本当の英語力をつける本』マークス寿子 著 ーp.62)

 

  ひょっとして英語を専門としてる学科、たとえば英米文学科だとか英米語学科だとか英語教育学科なんかの教授にも、英語を話したり聞いたりできない人がたくさんいるんだろうか。著者は秀明大学の国際協力学部教授だったらしいから、少なくともこれ関係の学部・学科にはそういう教授がたくさんいるってことだよね。

   なんか「国際」って名前のついてる学部学科ってひと昔前一気に増えた記憶があるんだけど、実際何やってるんだろう? まあチラッと見ると、政治・経済・法律・環境等々ってけっこう手広くやってるみたいだけど、いずれにせよ単に政治・経済・法律・環境等々ってわけじゃなくて、そういう分野を「国際的に」「グローバルに」ってことだから、今やこのほぼ世界言語化しちゃってる英語って、問題解決にせよ経済交渉にせよ裁判にせよなんにせよ、その要になってると言っていいはずだし、そういう事態の処理を有利に進めようと思ったら、その英語を「聞けない・しゃべれない」んじゃ文字通り「話にならない」んじゃないだろうか?

  まあただこれは、それほど悲観するほどのことじゃないかもしれない。というのも今や英語(といわず外国語全般)を学ぶ環境は劇的に変わってて、おそらく早晩学生側の英語能力は質的にグローバル化していくんじゃないかと思うから。ネットに投稿される無数の動画、オンライン英会話、Audibleなんかのオーディオコンテンツ、KindleのWord Wise機能、英語字幕、海外のウェブサイト、ブログやSNSを通してネイティブスピーカーと直接コメントのやり取りができるし、なによりこういう諸々のツールをコンパクトに携帯できちゃう。挙げ始めるときりがないけど、とりわけ言語習得の天才である10代前半以下の子供たちは、今やこういう環境をごくごく当たり前のものとして享受しつつあるわけだから、方法さえ間違えなければ、習得される外国語能力の質は大きく変化するに違いない。そう、方法さえ間違えなければ......。

  来月7月から例のコアカリキュラムを含めたモデル・プログラム開発の調査研究が始まる。コアカリキュラムについては以前も書いたんだけど、その記事がこれで......

 

espinmc.hatenablog.com

 

...... 文科省のウェブサイトをのぞくと「英語教員の英語力・指導力強化のための調査研究事業」っていうページにずらっと33人、その調査研究を担当する人の名簿が掲載されている。で、数えてみた。准教授と講師も含めて大学教授何人いるか? 12人だった。そしてほぼ全員が英語教育関係者だ。

  もちろん英語、聞けるししゃべれるんでしょう。自分がそうやって英語を聞けてしゃべれるようになった実体験を基にした調査研究がなされて、この劇的に変化している学習環境を鑑みたグローバルなモデル・プログラムがこれから開発されるんでしょう。旧態依然とした、ある種ガラパゴス的日本的伝統的英語教育から抜け出せないようであれば、この事業に投入される予算、水の泡だしね。

  ところで、この予算額どっちが正しいんだろうか? 文科省のウェブサイト上だと平成27年度予算額58,113万円ってなってて、で、事業概要のPDFの方だと58,113千円になってる......。いずれ訂正されるんだろうけど、まさか前者じゃないよね。

 

本当の英語力をつける本

本当の英語力をつける本