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B.Q.R. J-52 『英会話攻略はこれしかない!』

すなわち、音(=言葉)の意味とは、常にその音が使われる状況の事なのである。(『英会話攻略はこれしかない!』阿部憲二著 ーp.63)

 

  語学学習において「意味」をどのようにして扱うかっていうのは意外に難しいというか、考えれば考えるほどよくわからなくなる感じがするんだよね。受験英語を勉強していた時は、英単語の日本語訳を「意味」として暗記してたわけだけど(もちろんこの「日本語訳」は「意味」ではない)、今思うと、たぶんその単語暗記そのものでは英語の「意味」は身についてなかったんだと思う。その暗記って、「意味」を身につけるというか「意味」を扱えるようになるほんのきっかけに過ぎなくて、実は「意味」そのものは、それとは全然別のプロセスで、かなり無意識的に学習してたんじゃないかな。

  今現在僕は(以前教えていた方法の反省もふまえて)、受験英語におけるこの「意味」の学習プロセスには決定的な誤りがある(あるいはあった?)と思ってるんだけど、それは何かっていうと、音より先に文字そのものに意味を乗せてしまっていることだと思ってる。

  実際のところ、多分現在もほとんど全ての中高生が行ってると思われる英単語→日本語訳の暗記も、これはこれで今すぐにやめるべきと思ってるんだけど、この暗記をきっかけとした「意味」の習得は、たぶんその暗記プロセスそれ自体によってじゃなくて、文章の中で「視覚情報」として何回かその単語に出会ううちに、「文字の意味」という形で習得されてしまってるんだと思う。

  これの何がまずいのかっていうと、これだと、英語の「音」を聞いたときに意味の受け取りが困難になっちゃうんだよね。仮にできたとしてもそのプロセスは「音」をいったん文字化して(ひどいとそれをさらに日本語に直して)それから意味を受け取るって感じになっちゃう。なんか、いったん文字化するくらいのことなら特に困らないんじゃないかって思う人もいるかもしれないけど、まあまずそれだと英語を聞いたり話したりすることは無理だね。一言二言話す程度なら問題ないかもしれないんだけど、会話なんてとてもじゃないけどできないよ。

  だからまず、学校の英語教育でいまだに「意味」の習得が「文字の意味」という形でなされているようなら、今すぐにでも「音」に意味を乗せる学習プロセスへと転換されるべきだと思うし、さらに、「意味」っていうのは始めにも書いたように、たしかに考え始めるとなんだかよくわからなくなっちゃうんだけど、この引用した筆者が述べてるように「意味とは、常にその音が使われる状況の事」であるってことをよく踏まえたうえで、その習得プロセスをもっと効率化したり、意識化したりすることができるんじゃないかな。少なくとも、英単語→日本語訳の暗記に費やしてる時間を今すぐにでも別の方向へ仕向けるべきだと僕は思う。

 

英会話攻略はこれしかない! (新書y (033))

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