マインクラフトで英語!

How do we get to speak English? The simple answer is here.

B.Q.R. J-47 『国際人の英会話学習法』

学校英語は「英語」じゃない。すべて英パズルだ。(『国際人の英会話学習法』スティーブ・ソレイシイ著 ーp.64) 

 

  いや、「すべて」ってのはちょっと言い過ぎかもしれないけど、まあ「多くが」そうだね(というかそうだった)。パズルだ。

  ただ、先に言ってしまうと、たとえば文法の要素が強い入試問題への対処として、文法的に明確な根拠をもった解答の仕方を教えてそれを応用できるようにする、っていう点から言えば、そういう「英パズル」的問題をあえて学校で扱う意図というか目的はわからなくはない。

  例えば『富田の入試英文法ver.1解法の基礎』という受験問題集にこういう問題が載っている。

3. This is the park (    ) he would often visit.

(a)where (b)which (c)when (d)what

 

4. This is the park (    ) he would often go.

(a)where (b)which (c)how (d)what

 

   もしこれをかつて講師をしていた頃に解説していたとしたら、この著者とほぼ同じ解説をしていたと思う。つまり、主節がそろってるから空所以下は形容詞節か副詞節なので、熟語などを除いて名詞節にしかならないwhat及びhowは消去でき、visitの直後に目的語が欠けて不完全文となってるから上記の問題は(b)が正解。で、下記の問題は、goが自動詞で空所以下が完全文だから(a)が正解、って感じに。そして僕なら上記の問題しか出題しない。っていうのも大半の生徒が上記の問題でwhereを選ぶから。でもって、ドヤ顔で解説して「文法問題なんだからね、和訳の問題じゃないんだよ。明確な文法的根拠をもって解答しなきゃだめんだよ! いい?」なんてことをのたまうわけだ。

  僕は別にこういう類のパズル的解説を批判したいわけじゃない、っていうかこういういわば「受験英語」の問題を解くには、むしろこういう解説・解法が最も明確でかつ確実に正解へとたどり着く方法だと思うから。

  ただ、これは英語をしゃべり始めるようになってからなんだけど、もっと根本的な点でひとつ疑問に思うことが出てきた。それは、「こういう問題を解いていても、英語を使えるようにはならない」っていうか、むしろ害が大きいんじゃないかと。つまり、speakingの時、例えばwhichを使うかwhereを使うかってなった時に、この「完全文だからwhere」だとか「不完全文だからwhich」だとかっていう知識って邪魔っていうか余計なんだよね。もうね、"which"って口にした瞬間に、例えばその後ろには先行詞のthe parkそのものをどうするか、「それにどう働きかけるか」、っていう内容が続くことが頭にポっと浮かばべばそれでいいし、"where"だったらそれを口にした瞬間the parkが副詞的なイメージになって、「そのなかでどうするか」っていうような感覚が思い浮かべばそれでいいんだよ。それでもう充分。二つもいらないんだよね。この意味内容的なイメージと同時に「完全文か不完全文か」なんていうような文法知識が浮かんじゃうと、ちょっととまどっちゃうんだよ。なんていうか、「あれ? これでいいんだけ?」っていうような、要するにあの例の「間違いを恐れる」っていう、speakingではできるだけ避けなきゃいけないことが起こっちゃうんだよな。

  たぶんspeakingの際文法を考えながらしゃべることを否定しない人たちは、「それでいいんだ」と、「それを高速化・自動化してほぼ無意識のうちにできるようになればいいのだ」「そうすることで文法的にも意味的にも正確な英語がしゃべれるのだ」みたいに言うのかもしれないんだけど、少なくとも僕には無理だと感じた。なんちゃらメモリーみたいなのが足りないのだ。いや、仮にできたとしても、それはおよそ「しゃべってる」とは言えないものになっちゃうんだよね。

  で、何が言いたいのかっていうと話を戻して、英語をしゃべりはじめるようになってから、この受験英語的"英語"について根本的なところでひとつ疑問に思うようになってきたことがある。それは、すでに見たような受験英語のパズル的解説とういよりも、むしろそのパズル的問題そのものは、英語学習において大きな弊害になってるんじゃないかと。なぜなら、そのような問題こそがより多くのパズル的問題とそのパズル的解説を生み出してるし、そしてそういったパズル的知識はとりわけspeakingの時に邪魔と感じてしまうから。

  でもそれは、文法問題だけじゃなくて他の問題でも同じことが言えると個人的には思ってる。つまり最近では、上記のような文法問題を出す入試は実はかなり減ってきてはいるんだけど、それでも僕は根本的な問題点はさほど変わってないと思う。いや、でもそれれについては長くなりそうだからまた別で書こう。

 

国際人の英会話学習法―フランス人もロシア人も中国人もこの方法で話せるようになった! (角川oneテーマ21)

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富田の入試英文法―代々木ゼミ方式 Ver.1 解法の基礎

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