マインクラフトで英語!

聞いてしゃべれて読めて書ける、最もシンプルな方法と本質論。

B.Q.R. J-40 『ネイティブ感覚の英文法』

①まず英語のセンテンス1つをなるべく日本語を考えないで何回か聞く。(略)②その次に、そのセンテンスを正確に言えるまで、何回かテープの声の後について声に出して言う。覚えようとしないで、言えればいいという気持ちで。(略)大事なのは、絶対に「覚えよう」としないことです。(『ネイティブ感覚の英文法』ジャン・マケーレブ著 ーp.134)

 

  以前も書いたけど、「覚えようとしないこと」、これ重要なんだと思う。speakingで重要なことは「覚えようとしないこと」。結果的に覚えてしまったのならいいんだけど、例えば文を暗記して、それをしゃべる、ってことをしててもしゃべれるようにならないというか、なんか違うんだよね。

  たまに、英語をしゃべれるようになるために文を暗記することを勧めてる本を見かけることがあるんだけど、あれ本気でそう言ってるんだろうか? 僕自身の経験からすると、流暢ではないにしても「あっ、しゃべりはじめた!」っていう経験をしてるなら、文の暗記はspeakingの邪魔になると感じるし、暗記してもあまり役に立たないから、それにかける時間をむしろlisteningに使った方がいい、っていうふうになるんじゃないかと思うんだけどね。できるだけ多くlisteningをして、知らないうちに頭に残った音がふとした瞬間に口をついて出てくる、っていう状況を作った方がずっといいと思う。文の暗記に使う時間をそっちに回した方がいいよ。

  ただし、このlisteningは、speakingの時と同じ状況のものを使用するようにしないとあまり意味がない。ちょうど、子供が親から聞いた音をそのまま真似して出してみるときのような、同じ状況の共有ってのが必要不可欠だと思う。

  考えてみればものすごく当たり前なんだけど、例えば「携帯電話の使用に関して」だとか「核開発問題について」だとか「温室効果ガスについて」なんていう内容のlisteningをいくらしたところで、speakingの時の話題が例えば「マインクラフトのlogic gatesについて」なんてことになると、しゃべれるわけがないのだ。といって、じゃあspeakingの時に「携帯電話の使用」や「核開発」や「温室効果ガス」の話題を選べばいいかっていうと、個人的にはそれでもまだダメだと思う。つまり、全く同じ状況の共有ってのが必要なんだと思うんだよね。つまり、例えば「携帯電話の使用について」であれば、実際にそれが問題として取り上げられている場所、例えば学校とか試験会場とか、よくわかんないけどJRの会議室とか、そう場所でlisteningしてspeakingしないとダメなんだと思うし、「核開発」やら「温室効果ガス」だったら、冗談抜きで国連やら国際機関やらそういう場所に実際に身を置くくらいじゃないとダメだと思う。でも、これってほぼ不可能だよね。 

  ところが(ってこれ、もちろんゲームの宣伝してるわけじゃないよ)ゲームの実況はこれが可能なんだよね。たしかに、現実の親子関係みたいなああいう状況にはかなわないんだろうけど、でもゲームの実況ってほぼ全く同じ世界でlisteningしてspeakingすることができる。

  さて、英語をしゃべれるようになりたいけどなかなかしゃべれるようにならないというそこのあなた! あなたの目の前に、携帯電話を議題にしている会議室はありますか? それともそこにはニューヨークの国連本部が広がってますか? あるいはそこはジュネーブの国際機関ですか?

  あなたはlisteningの時と同じ世界に身を置くことができていますか?

  もしあなたがlisteningの時と同じ世界に身を置いてspeakingのトレーニングを行えているのなら、speakingにおいて「覚える」「暗記する」ということにあまり意義を感じてない、と僕は思う。

 

ネイティブ感覚の英文法

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