マインクラフトで英語!

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B.Q.R. J-17 『英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし』

小学校の英語教育はぜひとも「課外」と位置づけ、その内容は「体操の時間」とすべきです。 (『英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし』渡辺昇一著 p.189)

 

     おそらく、以前まだ講師として受験英語を教えていた時であれば、この書籍の大部分にほとんど無条件に同意していただろうけど、マインクラフトの実況で英語をしゃべり始めた経験をした今は、首をひねらざるを得ない部分が多いと感じた。

  はっきり言えば、この著者はあまりテクノロジーの変化を考慮に入れていない。僕が実践したゲーム実況のようなもの以外にも、おそらく今現在は、英語をしゃべり始めることができる環境がだいぶ整ってきている。そして、今の環境下であれば、ネイティブ並みとまでは言わないまでも、それに近いレベルのspeaking及びlisteningの習得も不可能ではないし、そうなれば、例えば「文法」は「結果として身についているもの」という位置づけにすることも可能だろう。

  そしてこの方向の語学学習であれば、十年間本格的に英語を勉強しても「その真似が私にはとてもできなかった」と著者が述べている "ロンドンタイムズやタイムを取り上げ" て "それをさらさらっと読むこと" も可能になるだろう。というか、今現在の環境下であれば、もうそういう中高生は既にいるはずだよね。

  ただ、唯一同意できた箇所がこの引用部分。そうだ。英語教育は「体操の時間」と同じでいい。英語教育は「実技」として位置付ければいいのだ。それで、とりあえず英語が話せて聞けるようになった人が、さらに文献を読んだり翻訳をしたり、通訳者を目指したり英語で論文を書く必要がある場合に、それを語学として学んでいくようにすればいい。そういうことだ。

 

英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし (一般書)

英語の早期教育・社内公用語は百害あって一利なし (一般書)