マインクラフトで英語!

聞いてしゃべれて読めて書ける最もシンプルな方法と本質的な理論がここに

B.Q.R. J-10 『キムタツ式灘校生が実践しているTOEICテスト900点を当たり前のようにとるためのパワフルメソッド』

おそらく日本中のほとんど全ての生徒たちが英文を読む際に構造分析を行い、それを「読むこと」だと勘違いしています。(『キムタツ式灘校生が実践しているTOEICテスト900点を当たり前のようにとるためのパワフルメソッド』木村達哉著 ーp.157)

 

  受験英語の王道的方法と言ってもいい英文の構造分析は、英文を読んだ「結果」に過ぎない。言い換えると、構造分析の「結果」英文が読めるのではない。

  かつて僕も「構造分析して初めて英文が正確に読めるのだ!」などと声高にしゃべり散らしていたことがあったけど、実際のところ構造分析ができても、それで英文がちゃんと読めるわけじゃない。

  例えば、僕は初回の授業でいつもこんなことをやっていた。

 

1.He gave a monkey his son.という英文を和訳してもらう

2.比較的英語が得意な生徒も含めて教室の8割ほどの生徒が「彼は息子にサルを与えた」と和訳する。

3.構造分析をすると、この英文はHe=S、gave=V、a monkey=O1、his son=O2の第4文型なので、「O1にO2をVする」と訳さなければいけないと解説する。

4.つまり訳は「彼はサルに息子を与えた」となる。

5.構造分析しないと、こんな文も正確に読めないよね!

 

  もう一つかなり英語が得意な生徒向けに、単語は簡単だけど構造が複雑な英文も使って、初回の授業で構造分析の重要性をこんな感じに説くわけなんだけど、こう言われると確かに「なるほど... 構造分析しないと英文って読めないのか!」などと思ってしまう。

  ところがだ。たとえば、ある勉強嫌いな、でもちょっと鋭いこんな生徒の一言で「え?」っと言って教師たちは絶句してしまうかもしれない。こんな感じの素朴な、でもそれ故に奥深いこんな一言で。

  「サルに息子を与えた? なにそれ、わけわかんな~い」

  幸か不幸か、僕の受け持った生徒はみな優等生(?)だったので、そんなフリーズ状態を経験することはなかった。

  英文の構造分析は「読むこと」ではない。それは「読むこと」のほんの結果に過ぎない。まあ、そういうことだ。